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学会活動等

日本高血圧学会 減塩委員会
Salt Reduction Committee, Japanese Society of Hypertension

日本高血圧学会減塩委員会は多面的アプローチによる食塩制限を通して高血圧管理と循環器病予防を目指します

高血圧の予防のためにも食塩制限を―日本高血圧学会減塩委員会よりの提言(2012年7月:2016年6月修正)

高血圧の治療においては食塩制限が重要で,日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。食塩と高血圧の関係はよく知られていますが,食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人はみられず,加齢に伴う血圧上昇もほとんどないことが示されています。食塩制限は,正常血圧の人にとっても,高血圧の予防のために意義が大きいと考えられます。日本では塩分の摂取がまだ多く,一般の人の食塩摂取量について,男性は1日8g未満,女性は7g未満とされていますが,欧米のいくつかの国では,一般の人にも6g未満を推奨しています。また,世界保健機関(WHO)も,すべての成人の減塩目標を5gにしました。

正常血圧でも高めの130-139/85-89mmHgは正常高値血圧と呼ばれ,より低い血圧に比べると循環器病の危険性が高く,高血圧になりやすいことから,食塩制限を含む高血圧に準じた生活習慣の修正が勧められています。また,糖尿病や慢性腎臓病の人は,正常血圧でも循環器病や腎不全の危険性が高いことが知られており,予防のために食塩制限が重要と考えられます。したがって,日本高血圧学会減塩委員会は,高血圧の予防のために,血圧が正常な人にも食塩制限(可能であれば1日6g未満)をお勧めします。特に糖尿病や慢性腎臓病の人は,循環器病や腎不全の予防のためにも,1日6g未満の減塩を推奨します。また,大人になっての高血圧や循環器病を防ぐためには,子供の頃から食塩を制限することが望まれます。

ほとんどの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しており,減塩による健康障害は起こりません。しかし,低血圧や起立性低血圧で立ちくらみがある場合など,一部の病態では食塩摂取は多いほうがよいこともあります。また,夏に塩分摂取を増やすことは,通常は必要ありませんが,汗を大量にかいた場合は例外となります。

お知らせ(2016年5月27日)

慢性透析患者の減塩目標について

慢性透析患者の減塩目標に関して日本透析医学会より下記の通り申し入れがありました。
減塩委員会で検討しこれを承認することにしましたのでお知らせ致します。

「透析患者は特殊な病態であるため,食塩摂取6g/日未満を原則とするが,尿量,身体活動度,体格,栄養状態,透析間体重増加を考慮して適宜調整する」

(参照:日本透析医学会学術委員会ガイドライン作成小委員会栄養問題検討ワーキンググループ「慢性透析患者の食事療法基準」(透析会誌47(5):287~291,2014))

活動の四本の柱

  1. Political and social approach
    政府,自治体,産業界へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  2. Population approach
    集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  3. Individual approach
    高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  4. Publicity activities
    減塩委員会や減塩に関する広報活動

活動の四本の柱

目次

  1. トピックスUpdate
  2. 委員長挨拶
  3. 組織Update
  4. 活動方針
  5. 減塩活動
    1. Political and social approach
      • 加工食品の食塩表示に関する関連省庁への働きかけ
      • 「食塩相当量」の表示義務化が決定!(2015年4月1日食品表示法施行)
      • 減塩対策強化について学会から厚生労働省への働きかけ
    2. Population approach
      • 食塩含有量の少ない食品の紹介
      • 日本高血圧学会総会における減塩弁当の紹介
      • 減塩活動の支援と紹介
        ・日本高血圧学会は「減塩サミット」の開催を後援・協力します
        ・減塩委員会が支援している減塩活動
        こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島
        ・減塩委員会が支援した減塩イベント
        減塩サミットin呉
        食育減塩フェア2013 in福岡
        減塩サミットin Osaka
        ガスマート展2013(福岡)
        減塩サミットin 広島 2014
        減塩サミット2015 in 福岡
        第1回尼崎適塩化フォーラム
        減塩サミット2016 in 茨木
        第1回適塩フォーラム in Kyoto 2016
    3. Individual approach
      減塩実践の支援ツールの提供
    4. Publicity activities
    5. 書籍・文献
      食塩制限の必要性と減塩目標
      高血圧管理における食塩摂取量の評価
      日本高血圧学会減塩委員会報告2012
      高血圧患者さんのために減塩レシピ(2012年版)
    6. エビデンス
      減塩と心血管病発症リスク
  6. 他の減塩活動の紹介
  7. 日本高血圧学会減塩委員会から一般のみなさまへ
  8. その他

1.トピックスUpdate

2016.12.4 第1回適塩フォーラム in Kyoto 2016 が開催されました。
2016.11.23 減塩サミット2016 in 茨木 「いばらき適塩宣言フェスタ!~カラダがよろこぶ適塩生活~」が開催されました。
2016.11.1 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
  第7回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集(一般の方向けページ)を行います(2017年2月1日(水)9:00~2月6日(火)17:00)。
2016.9.12 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2016.8.1-12 第6回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2016.5.15 第2回JSH減塩食品アワード受賞食品(一般の方向けページ)」を掲載しました。
2016.5.13 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2016.5.8 「第1回尼崎適塩化フォーラム」が開催されました。
2016.3.31 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2016.2.15-26 第5回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2015.10.30 減塩サミット開催要綱・開催申請書(一般の方向けページ)」を掲載しました。
2015.10.8 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2015.9.14 「食塩相当量」の表示義務化が決定!
2015.8.17-28 第4回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2015.6.29 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
  第1回JSH減塩食品アワード受賞食品(一般の方向けページ)」を掲載しました。
2015.3.27 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2015.2.17-28 第3回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2015.1.13 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2014.10.18-20 第37回日本高血圧学会総会での減塩食品コーナーで「JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」の製品を紹介しました。
2014.10.17 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」を更新しました。
2014.8.18-29 第2回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2014.6.11 JSH減塩食品リスト(一般の方向けページ)」をホームページにアップしました。
2014.6.7-8 「食育減塩フェア2014 in 福岡」が開催されました。
2014.5.24-25 「減塩サミット2014 in広島」が開催されました。
2014.2.17-28 第1回「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集を行いました。
2013.11.1-3 「ガスマート展2013(福岡)」で減塩食品の紹介が行われました。
2013.10.26 「減塩サミットin Osaka」が開催されました。
「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集説明会を開催しました。
2013.6.8-9 「食育減塩フェア2013 in福岡」が開催されました。
2012.5.26-27 「減塩サミットin呉」が開催されました。
2012.5 「日本高血圧学会減塩委員会報告2012」および「高血圧患者さんのために減塩レシピ」を出版しました。
2011.10.22 第34回日本高血圧学会総会 プレスセミナーの中で,滋賀医大上島弘嗣特任教授とベルギー・ルーベン大学のJan A. Steassen教授が「減塩が心血管病リスクを下げるか」という今話題となっている点についてディベートを行いました。
2011.10.07 東京ステーションコンファレンスで高血圧学会のプレスセミナーを行い,その中で河野雄平委員長が日本高血圧学会の減塩活動について報告しました。
2011.09.09 最近減塩が心血管リスクを減らさないという観察研究や減塩の効果にはエビデンスがないというメタ解析が報告されていますので,減塩委員会ではこれらの報告に対するコメントを本ホームページのエビデンスの項に加えました。
2011.08.09 減塩部会は減塩委員会に昇格しました。
2011.07.15 「栄養成分表示における食塩相当量(g)の記載義務化」の要望書を関係省庁(消費者庁,内閣府,厚生労働省)に提出しました。
2011.06.28 高血圧学会減塩部会のホームページを開設しました。

2.委員長挨拶

委員長挨拶

食塩は高血圧と密接な関係があり,高血圧の予防や管理に減塩が重要であることはよく知られています。日本人の食塩摂取量は徐々に低下していますが,まだ男性で平均10.8g/日,女性で9.2g/日(平成26年国民健康・栄養調査)と多く,高血圧患者さんの大部分はガイドラインで推奨される6g/日未満を守れていません。

日本高血圧学会は,2005年に藤田理事長の発案で,上島滋賀医科大学教授を委員長とする減塩ワーキンググループを組織し,食塩制限と摂取量評価の報告書,患者さんのための減塩食レシピの発行などの活動を行いました。減塩ワーキンググループは2010年に減塩部会に,さらに2011年には減塩委員会となり,活動を強化することになりました。

減塩委員会は,政治的・社会的取り組み,集団に対する取り組み,個別的取り組み,広報活動を4本柱に活動しており,政府関係省庁への食品中の食塩表示の申し入れ,地域における減塩サミットなど啓発活動の支援,減塩食品のホームページでの紹介と優れた商品の表彰などの成果をあげています。

食塩の過剰摂取は高血圧だけではなく,胃がんや骨粗しょう症などのリスクにもなります。減塩委員会は,高血圧の患者さんはもとより,国民全体の健康のために努力する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2016年6月1日
(土橋卓也)

ご報告(活動状況;2016年6月更新)

日本高血圧学会減塩委員会は,昨年委員長が河野より土橋に交代しました。現在の委員は,委員長の土橋に加え,安東,市原,河野,川村,日下,熊谷,崎間,早渕,三浦に2016年5月より参加した石田,髙瀨の12名です。また,栄養関係の丸山,中東,由田,高木,佐藤,西および医師の渡辺,河原崎の8名の先生方に協力会員として加わって頂いています。

減塩委員会は,多面的アプローチによる食塩制限を通しての高血圧管理と循環器病予防をテーマとして,政府や自治体,産業界へのPolitical and social approach,集団としての高血圧患者,国民へのPopulation approach,高血圧患者個人および関係者へのIndividual approach,減塩部会や減塩に関する広報のPublicity activitiesの4つを柱に活動しております。また,塩を減らそうプロジェクトや,World Action of Salt and Health (WASH)とも連携しています。

これまでの活動:

2011年6月に減塩委員会のホームページ(医療従事者向け,一般向け)を立ち上げました。
2011年7月に食品中の食塩量表示に関する高血圧学会からの要望の申し入れを行いました。多くの学会,団体の賛同を得て,島田理事長より福嶋消費者庁長官に要望書が手渡されました。この要望書は,内閣府および厚生労働省の大臣にも提出されました。こうした活動が実り,2015年3月に食品表示基準が制定され,食品の栄養成分表示は2020年までには,原則として,「ナトリウム」は「食塩相当量」で表示されることになります。
2012年5月に「日本高血圧学会減塩部会報告2012」および「高血圧のための減塩レシピ」を出版しました。
2012年5月に呉で第1回目の減塩サミット(減塩サミットin呉2012)が開催されました。その後,福岡,大阪,広島,尼崎,東京などで減塩関係のイベントが開かれています。そのため,2015年10月に減塩委員会では「減塩サミット開催要綱・開催申請書」を作成し,一般向け減塩委員会ホームページに掲載しました。
2013年6月から食塩含有量の少ない食品を「JSH減塩食品リスト」として一般向け減塩委員会ホームページで紹介しています。2015年には品目数で100品目を超えましたので,同年5月から掲載された減塩食品の中でも減塩化の推進に優れた成果をあげたものに対して,アワードを創設して毎年表彰をしております。

3.組織Update

委員長 土橋 卓也 製鉄記念八幡病院院長
委員 河野 雄平 帝京大学福岡医療技術学部医療技術学科学科長/教授
  三浦 克之 滋賀医科大学社会医学講座公衆衛生学部門教授
  安東 克之 北村記念クリニック院長
  日下 美穂 日下医院院長
  市原 淳弘 東京女子医科大学高血圧・内分泌内科主任教授
  川村 実 岩手県立中央病院総合内科診療科長
  早渕 仁美 県立福岡女子大学大学院人間環境科学研究科教授
  熊谷 裕生 防衛医科大学腎臓内科教授
  崎間 敦 琉球大学保健管理センター准教授
  髙瀨 浩之 JA静岡厚生連 遠州病院内科〈循環器〉診療部長
  石田 隆史 福島県立医科大学循環器内科学教授
協力会員 丸山 智美 金城学院大学生活環境学部教授
  中東 教江 山陽女子短期大学食物栄養学科准教授
  由田 克士 大阪市立大学生活科学研究科教授
  渡辺 尚彦 東京女子医科大学東医療センター内科教授
  河原崎 宏雄 稲城市立病院腎臓内科部長
  高木 洋子 国立病院機構宇多野病院栄養管理室長
  佐藤 敏子 自治医科大学臨床栄養部栄養管理室長
  西 信雄 国立健康・栄養研究所国際産学連携センター長

4.活動方針

多面的アプローチによる食塩制限を通して高血圧管理と循環器病予防を目指します

1. Political and social approach

政府,自治体,産業界へのはたらきかけによって食塩摂取の減少を目指します。例えば,加工食品,お弁当,レストランのメニューの食塩含量表示の強化や,加工食品やファーストフードなどの食塩およびNa含量低下の働きかけを行います。また,企業やレストランなどに減塩食品や減塩メニューの推進をはかります。

2. Population approach

集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによって食塩摂取減少を目指します。例えば,主な加工食品やファーストフードレストランの食塩含有量を多くの方に知っていただく活動や,食塩過剰摂取の悪影響や実際的で効果的な減塩法についての啓発活動を市民公開講座や講演会などを通じて行います。

3. Individual approach

高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによって食塩摂取減少を目指します。例えば,食塩摂取量の評価,効果的な減塩とその指導についての個人的な啓発を行える小冊子(改訂増補)などのツールを提供し,医療従事者の減塩指導を助け,高血圧患者個人の意識や知識の向上をはかることによって,個人個人の減塩を推進します。なお,医療機関および家庭での食塩摂取量の評価(臨床研究)についても実施します。

4. Publicity activities

Political and social approach,Population approach,Individual approachの3つの活動を支えるためのPublicity activities(減塩委員会の活動や減塩に関する広報活動)としてホームページの充実や小冊子出版などを行います。

また,「塩を減らそうプロジェクト」,「日本腎臓学会減塩ワーキング委員」,「WASH (World Action on Salt and Health)」などとの協力をはかっていきます。

5.減塩活動

1. Political and social approach

政府,自治体,産業界へのはたらきかけによる食塩摂取減少

加工食品の食塩表示に関する関連省庁への働きかけ

2015年3月までの加工食品の食塩表示は,

  1. 義務化されていない
  2. 表示する場合にはナトリウム量の表示をすべきとされているが,食事指導は食塩量で行われているので,一般の方々の誤解を生じやすい
  3. 一日摂取許容量の何%か示されていないのでわかりにくい

などの問題点がありました。そこで,減塩委員会では,三浦克之委員を中心に栄養成分表示における食塩相当量(g)の記載義務化の要望書PDFを作成しました。55の関連する学会や職能団体PDFの賛同を得て,島田和幸高血圧学会理事長(下写真左より2番目),河野雄平委員長(下写真左より3番目),安東克之委員(下写真左より1番目)の3人で関係省庁(消費者庁,内閣府,厚生労働省)に2011年7月15日金曜日に要望書を提出しました。

なお,一日許容量の何%の表示に関しては健常人と高血圧患者の減塩目標値の異なるわが国ではかえって混乱を招く可能性がありますので,今回の要望には含めておりません。

消費者庁では福嶋長官(左写真右より1番目)に要望書をお渡しして,ご説明する機会を得ました。

また,記者会見の場ももうけることができました。

プレスリリース
メディアの反応

読売新聞7月21日~22日「どうなる栄養成分表示(上)すべての加工食品 義務化へ,(下)誤解招く数字のマジック」

糖尿病ネットワーク

生活習慣病予防協会

じほうMRメールニュース 2011年07月27日号 vol.2168

「食塩相当量」の表示義務化が決定!(2015年4月1日食品表示法施行)

日本高血圧学会減塩委員会では,以前から食品の栄養成分表示の義務化と「ナトリウム量」の表示を「食塩相当量」の表示とするよう,関係省庁(消費者庁,内閣府,厚生労働省)に要望書を提出していました。こうした活動が実り,2015年3月に食品表示基準が制定され,食品の栄養成分表示は2020年までには,原則として,「ナトリウム」は「食塩相当量」で表示されることになります。
私たちの取り組みが実を結び,国民レベルでの減塩推進に向けて一歩前進しました。

参考:食品表示に関する消費者庁のホームページ

基本的表示例:
食品(100gあたり,または一食分)
熱量 〇 kcal
たんぱく質 ● g
脂質 △ g
炭水化物 ▲ g
食塩相当量 ◎ g
減塩対策強化について学会から厚生労働省への働きかけ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」においても2015年4月から男性の1日の食塩摂取量の目標値が8g未満,女性が7g未満と引き下げられ,減塩対策への関心が高まっています。しかし,欧米に比べて減塩対策はまだまだ遅れています。そこで,減塩対策の強化のために,

  1. 健康日本21における減塩目標の強化
  2. 健康日本21による食品産業・外食産業への食塩含有量低下の協力要請
  3. 健康日本21による食品産業における減塩食品の販売強化の協力要請

といった点について厚生労働省へ働きかけを行っていく予定です。

2. Population approach

集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによる食塩摂取減少

食塩含有量の少ない食品の紹介

高血圧学会減塩委員会では高血圧患者さん並びに減塩をしようとしている方たちのお役にたてるように,一般向けのページに減塩食品のリストを作ることにしました。より有用なリストを作成すべく,2013年6月に,試行版のリストを一般の方向けのホームページに掲載しましたが,好評のようです。そこで,同年10月26日に減塩食品リストの掲載製品募集の説明会を行い,日本国内で減塩食品を販売されている企業の方々から,2014年の2月下旬に製品の掲載募集を行いました。 また,2015年には品目数で100品目を超えましたので,同年5月から掲載された減塩食品の中でも減塩化の推進に優れた成果をあげたものに対して,アワードを創設して毎年表彰をしております。詳細は一般向けのホームページの「食塩含有量の少ない食品の紹介」にあります。

なお,一般向けのページの該当の個所をご覧いただき,ご意見がございましたら,高血圧学会事務局の方にお寄せいただければ幸いです。

日本高血圧学会総会における減塩弁当の紹介

日本高血圧学会では総会や臨床高血圧フォーラムのランチョンセミナーなどで減塩弁当を提供しています。その一部を一般の方向け減塩委員会ホームページで紹介しています。

減塩活動の支援と紹介

日本高血圧学会は「減塩サミット」の開催を後援・協力します。

減塩サミットでは,①健康維持のために減塩を中心とした食の重要性を啓発すること,②減塩を実行できる社会環境の整備を促進することを目的としています。減塩の重要性,その方法を,体験を通して楽しく学べるように,知的好奇心を刺激する新しい感覚のイベントを目指しています。

減塩サミットの主旨をご理解いただき,貴施設・団体で計画されている開催内容について,減塩サミット開催申請書に概要をご記載ください。日本高血圧学会減塩委員会にて,当委員会が後援する減塩サミットとしてふさわしいかを検討させていただき,日本高血圧学会ホームページで紹介するなど協力させていただきます。

減塩委員会が支援している減塩活動

こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島
(推奨:日本高血圧学会,呉循環器病研究会,広島大学循環器内科同門会)

現在,高血圧学会の支援を受けて広島県では呉を中心にレストランでの減塩活動に取り組んでいます。広島市や尾道市,大竹市でも取り組みが始まっています。料理の内容も和食,フレンチ,イタリアン,インド,中華に加えB級グルメ(お好み焼き,蕎麦,待望のラーメンなど)まで広がっています。食塩の使用量を減らすと同時に,地産地消の食材および旨み成分を利用して美味しく減塩・低カロリーを実現しています。

◆こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島 ホームページ

減塩委員会が支援している減塩イベント

減塩サミットin呉

医師,研究者,栄養士,医療関係者,市民,外食産業,食品メーカー,料理研究家,製薬会社,学校(学校,児童,生徒大学生など),行政など広く参加を呼び掛けて,減塩の意識の浸透に努める目的で2012年5月26~27日に大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)および呉阪急ホテルで開催されました。8000人以上の来場があり,多くのメディアの取材を受け,多方面で報道された模様です。関係者の皆様,参加して頂いた方々ありがとうございます。

高血圧学会関係者ならびに減塩サミット代表のコメントは以下の通りです。

食育減塩フェア2013 in福岡

2013年6月8-9日(土-日)に「食育減塩フェア2013 in 福岡:おいしく,楽しく,健康的に!」が大丸福岡天神店パサージュ広場で開催されました。この催しは福岡女子大学(早渕仁美協力会員)の主催,福岡市・日本高血圧学会減塩委員会の後援,九州医療センター(土橋卓也副委員長)等の協力で行われました。

減塩サミットin Osaka

2013年10月26日,第36回日本高血圧学会の開催に合わせて減塩サミットin Osakaが大阪国際会議場で開催されました。日本,韓国,中国,WHOからの演者によるシンポジウム「食塩制限の課題と方策」,メディカル・コメディカル合同シンポジウム「減塩活動と減塩指導」,MacGregor教授の講演,市民公開講座「よい生活習慣と健康長寿:減塩サミット」と題して,医師,栄養士,患者,それぞれの立場からの講演などが行われました。さらに,日本高血圧協会,日本高血圧学会減塩委員会,減塩食品を製造販売している企業の展示が行われ,多くの減塩食品が紹介されました。

ガスマート展2013(福岡)

2013年11月1-3日に,マリンメッセ福岡で開催されたガスマート展2013にて,福岡女子大学と九州医療センターの減塩食育ブースで日本高血圧学会減塩委員会の「JSH減塩食品リスト」試行版が紹介され,減塩食品の展示も行いました。血圧測定・塩分チェック・血圧相談なども実施し,盛況のうちに幕を閉じました。

減塩サミットin 広島 2014

2014年5月24日(土曜日)から25日(日曜日)に旧広島市民球場跡地にて第3回臨床高血圧フォーラム特別企画として開催されました。減塩にちなんだクッキングショー,コンサート,トークショーなどに加え,減塩料理を食べ歩く減塩グルメストリート,減塩食品・食材や健康機器を紹介する減塩グッズストリート,減塩体験・健康推進コーナーなどの楽しい役立つ企画が満載でした。

減塩サミット2015 in 福岡

2015年5月16日(土曜日)から17日(日曜日)にかけて,第4回臨床高血圧フォーラムに合わせて,会場近くの大丸福岡天神店パサージュ広場とエルガーラホールで開催されました。また,プレイベントが同日イオンモール香椎浜店でも開催されました。
減塩食品の展示や試食(減塩品と通常品の比較),食育に関するイベント,クッキングショーやトークショーなどが開催されて大いににぎわいました。減塩の意義と減塩食品の理解・普及がこのサミットを通じて深まったものと思われます。

第1回尼崎適塩化フォーラム

2016年5月8日(日曜日)に尼崎市医師会設立100周年記念・第1回尼崎適塩化フォーラムが尼崎市制100周年記念・未来いまカラダシンポジウムと合わせて開催されました。

減塩サミット2016 in 茨木 「いばらき適塩宣言フェスタ!~カラダがよろこぶ適塩生活~」

2016年11月23日(水曜日・祝日)に茨木市立生涯学習センターで開催されました。

第1回適塩フォーラム in Kyoto 2016

2016年12月4日(日曜日)に青蓮会館(京都府立医科大学学友会館)で開催されました。

3. Individual approach

高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによる食塩摂取減少

減塩実践の支援ツールの提供

実地医家,コメディカル,患者自身が使用できるそれぞれのツールの開発をめざします。

減塩指導に際しては患者自身の食塩摂取量を測定することが重要です。24時間尿中食塩排泄量の測定には24時間蓄尿による実測のほか,夜間尿や起床後第2尿,随時尿からの推定が用いられていますが,もっとも簡便である随時尿を用いて24時間尿中食塩排泄量の評価を行える計算式の再検討を行い,それをもとに随時尿による食塩摂取量評価のツールを作成する計画を立てています。また,栄養士による聞き取り調査で利用できる食塩摂取量に重点を置いた質問表の作成についても検討を行うことにしています。

4. Publicity activities

減塩委員会の活動や減塩に関する広報活動

減塩実践の支援ツールの提供

医家向けと一般向けのホームページを2011年6月28日に開設しました。2012年5月には小冊子や減塩レシピの改訂版も発行しています。

書籍・文献

食塩制限の必要性と減塩目標

河野雄平,安東克之,松浦秀夫,土橋卓也,藤田敏郎,上島弘嗣:日本高血圧学会減塩ワーキンググループ報告,日本高血圧学会2006; 1-12
Kawano Y, Ando K, Matsuura H, Tsuchihashi T, Fujita T, Ueshima H: Report of the Working Group for Dietary Salt Reduction of the Japanese Society of Hypertension: (1) Rationale of salt restriction target level for the management of hypertension. Hypertens Res 2007; 30: 879-886.

高血圧管理における食塩摂取量の評価

河野雄平,土橋卓也,松浦秀夫,安東克之,藤田敏郎,上島弘嗣:日本高血圧学会減塩ワーキンググループ報告,日本高血圧学会2006; 13-23
Kawano Y, Tsuchihashi T, Matsuura H, Ando K, Fujita T, Ueshima H: Report of the Working Group for Dietary Salt Reduction of the Japanese Society of Hypertension: (2) Assessment of salt intake in the management of hypertension. Hypertens Res 2007; 30: 887-893.

日本高血圧学会減塩委員会報告2012

内容

(1) 食塩と高血圧・心血管疾患
安東克之,河原崎宏雄,三浦克之,松浦秀夫,渡辺尚彦,由田克士,川村実,日下美穂,甲斐久史,土橋卓也,河野雄平

(2) 高血圧管理における食塩制限の目標と方策
三浦克之,安東克之,土橋卓也,由田克士,渡辺尚彦,河原崎宏雄,河野雄平,松浦秀夫,日下美穂,甲斐久史,川村実

(3) 高血圧管理における食塩摂取量の評価と応用
土橋卓也,甲斐久史,日下美穂,川村実,松浦秀夫,三浦克之,安東克之,河野雄平,丸山智美,早渕仁美,髙木洋子,中東教江,佐藤敏子

「(1) 食塩と高血圧・心血管疾患」の図3と図4に論文から書き写した数値に一部間違いを生じていることが判明しました。PDFの図の赤字部分PDFが修正すべき数値です。皆様にはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びするとともに,修正をよろしくお願いいたします。

高血圧患者さんのために減塩レシピ(2012年版)

松浦秀夫,中東教江

エビデンス

減塩と心血管病発症リスク

食塩過剰摂取が血圧上昇の原因となり,減塩が降圧をもたらすことは動物実験やヒトにおける観察研究,介入試験で示されており,食塩と高血圧の関係に異論を唱える高血圧専門家はほとんどいません。しかし,食塩過剰摂取が心血管病発症リスクを増やすということについては,動物実験では多くの成績がありますが,ヒトでは一部矛盾した報告もあり,疑義を唱えている専門家もいます。

2011年5月4日号のJAMA誌(1)に減塩を行うと心血管病死亡率と総心血管イベントの頻度が高くなるという前向きコホート研究が報告されました。この研究はLancet誌(2)などで主に方法論上の限界が指摘され,批判的に受け止められています。過去にも同様の報告が認められますが(3),このような否定的な研究はごく少数です。実際,Strazzulloらの前向きコホート研究のメタ解析では食塩過剰摂取は脳卒中や心血管病のリスクを増やすことが指摘されています(4)。観察研究では食塩摂取量の測定方法,食塩摂取量や心血管病発症・死亡に関連するキーファクターを拾いきれていないなどの方法論上の限界から一見矛盾するデータが出ることもありえます。しかし,多くの観察研究では,食塩過剰摂取が心血管リスクであることが示されていますので,観察研究の結果からは減塩は有益である可能性が高いだろうというのが専門家の一般的な見解であると思います。しかし,観察研究は因果関係を導き出すには限界があります。

一方,2011年7月6日にTaylorらが6ヶ月以上の経過観察が行われている減塩の介入試験(無作為化コントロール試験:RCT)7件を集めたレビューを発表し,減塩の心血管病や死亡に対する抑制効果にはエビデンスがないと発表しました(5, 6)。取り上げられた成績のうち心不全患者を対象にした1件においては,減塩はよくないという成績でしたが(これに関しては後で述べます),それ以外の高血圧患者や正常血圧者を対象にしたもののメタ解析では減塩は心血管リスクや総死亡の軽度の改善効果はあるものの有意差がないというものでした。これらの成績はヒトで減塩の効果を見る方法論上の難しさを示唆するものですが,減塩の有効性を否定するものではありません。このようにRCTで減塩の効果を示せなかった原因として,食塩摂取量のみを変えて他の食事性の因子をそのままにすることが難しいことや,経過観察期間が短すぎ心血管病の発症数が少ないためにデータが統計学的にパワー不足であることなどがあげられます。He とMacGregorはLancet(7)にTaylorらのメタ解析に対する反論を発表しています。心不全患者の論文をのぞいて正常血圧者と高血圧患者を一緒にメタ解析すると心血管リスクは2.0~2.3g/日の減塩で20%の有意の低下を示すと報告しています(Taylorらの解析は正常血圧者と高血圧患者を分けて解析していました)。また,Taylorらのメタ解析で取り上げられているTOHP ⅠおよびTOHPⅡは前者が11.5年,後者が8年の経過観察の成績を引用し,心血管病罹患率の解析ではこの二つを合わせて正常血圧者の解析として有意差がなかったという成績になっています。しかし,2007年にBMJ (8)に発表されたTOHP ⅠおよびTOHPⅡの経過観察の報告ではそれよりも長い10~15年の追跡を行い(もちろんこの論文はRCTとしては不完全ではあるのですが),総死亡では有意差が得られなかったものの,減塩群では心血管病の有意な減少を認めています。2011年のLancetのHe とMacGregorの反論(7)も2007年のBMJのTOHPⅠ/TOHP Ⅱの経過観察報告(8)も統計学的にパワーのある研究を行えば少なくとも減塩による心血管リスクの低下を示すことができることを示唆しており,もっと長期に経過を見る,あるいは大規模な研究を行えば総死亡でも有意差が出てくる可能性を期待させるものです。以上より,介入試験における減塩の心血管病発症抑制に関しては食塩摂取量のみのコントロールが難しいにもかかわらず科学的エビデンスあると考えていいと思います。総死亡に関しては効果がないにしても,同じ寿命でも心血管病で苦しみつつ生きるのと健康に生きるのは大きなQOLの違いがあります。食塩摂取量の非常に多い現代人において,手間のかかる長期間の試験で総死亡に対する効果が確認できるまで待って,減塩を推進するのでは遅すぎます。確かに食塩(ナトリウム)はわれわれの身体活動に必要ですが,現代人のように多くとるのは明らかに有害であると考えられます。

それでは,減塩はすべての患者で有効なのでしょうか。Taylorらのレビュー (5, 6)では,心不全患者において異なった2つの食塩摂取量の影響を180日の追跡期間を設けて見た研究(9)が引用されています。実際の食塩摂取量は約6g/日(対照群)と約4.5g/日(減塩群)です。この研究では減塩群の方が心不全による入院が有意に多かったことが示されています。しかし,対象患者がフロセミドを250~500mg/日服用し,飲水制限1000mlを行った状態で食塩摂取量の差を見ているのが大きな問題です。期間も短かく,ベースの食塩摂取量は約6g/日で減塩との差は大きくはありませんが,減塩にしたことによる急激な循環血漿量の低下の影響もあるかもしれません。あまり注目されていないかもしれませんが,急激な循環血漿量の変化に弱い集団では減塩の速度については考慮する必要があります。さらに,この研究ではベースの食塩摂取量が約6g/日とそれほど多くない点も注目すべきで,この成績からわが国で実際に摂られているような10g/日を超える食塩が心不全患者で妥当であるとは言えないことはいうまでもありません。

それでは,最終的にどこまで食塩摂取量を下げることが可能なのでしょうか。欧米のガイドラインでは3.8g/日を高血圧などの疾患を伴う患者さんの目標値としてあげております(10) 。石器時代のヒトの食塩摂取量を推算した報告では1.5g/日であったということで (11),3.8g/日はまだ少し余裕があるのかもしれません。腎臓のナトリウム排泄能の低下をきたすと,食塩貯留を来たしやすいことはよく知られていますが,厳しい減塩を行う際には腎のナトリウム保持能についても配慮すべきです。高齢者など腎機能が低下したものでは,腎臓のナトリウム排泄能低下によって食塩感受性高血圧になりやすいのみでなく,腎のナトリウム保持能も低下し,減塩の際にナトリウム喪失も来たしやすいといわれています。1型糖尿病患者で食塩摂取量と総死亡の関係を見た報告(12)では食塩過剰摂取でも厳しい減塩でも総死亡を増加させることが示されており,約3~6g/日くらいの摂取量が最も総死亡が低いという成績がありますが,糖尿病患者では腎障害を伴うことが多いので,厳しい減塩で有害事象が出たのかもしれません。また,この報告では末期腎不全の発症も厳しい減塩で増加しました。動物実験でも極端な減塩の弊害を指摘した報告がいくつかあります。たとえば,動脈硬化モデル動物であるapolipoprotein E欠損マウスで極端な減塩は動脈硬化の進展を促進するという報告があります(13)。さらに,妊娠中の非常に極端な減塩は胎児の腎糸球体数を減らし,将来的な高血圧リスクを増加させる可能性がラットで指摘されています(14)。また,極端な減塩が幼若なラットの発育を遅れさせることはよく知られている事実です。これらのことから,妊婦,幼児,高齢者,臓器障害のあるものでは急激な厳しい減塩は有害である可能性があり,厳しい減塩は慎重に行うべきです。しかし,これらの報告はいずれも非常に厳しい減塩の場合で,このような特殊な病態でも6g/日前後の食塩摂取量が有害であることを示している訳ではありません。なお,DASH-sodium (15)では3g/日前後の減塩では正常血圧者と高血圧患者を含めたグループ(120~159/80~95mmHg)では有害事象なく降圧を来たすことが報告されており,このあたりまでは問題がなさそうです。

以上より,日本高血圧学会がかかげる減塩6g/日未満は高血圧の治療や予防に有用であることが確立されているのみでなく,心血管病の予防・治療にも有用性が期待されるものと考えられます。

<文献>

  1. Stolarz-Skrzypek K, et al.; European Project on Genes in Hypertension (EPOGH) Investigators. Fatal and nonfatal outcomes, incidence of hypertension, and blood pressure changes in relation to urinary sodium excretion. JAMA. 2011; 305:1777-85.
  2. Salt and cardiovascular disease mortality. Lancet 2011;377:1626.
  3. Cohen HW, et al. Sodium intake and mortality in the NHANES II follow-up study. Am J Med. 2006;119:275.e7-14.
  4. Strazzullo P, et al. Salt intake, stroke, and cardiovascular disease: meta-analysis of prospective studies. BMJ. 2009; 339:b4567.
  5. Taylor RS, et al. Reduced dietary salt for the prevention of cardiovascular disease. Cochrane Database of Systematic Reviews 2011; 7:CD009217.
  6. Taylor RS, et al. Reduced dietary salt for the prevention of cardiovascular disease: a meta-analysis of randomized controlled trials (Cochrane Review). Am J Hypertension 2011; 8:843-53.
  7. He F, MacGregor GA. Salt reduction lowers cardiovascular risk: meta-analysis of outcome trials. Lancet 2011;378:380-2.
  8. Cook NR, et al. Long term effects of dietary sodium reduction on cardiovascular disease outcomes: observational follow-up of the trials of hypertension prevention (TOHP). 2007;334:885-8
  9. Paterna S, et al. Normal-sodium diet compared with low-sodium diet in compensated congestive heart failure: is sodium an old enemy or a new friend? Clin Sci (Lond). 2008; 114:221-30.
  10. ASN statement in support of US dietary guidelines for Americans 2010.
    http://www.newswise.com/articles/asn-statement-in-support-of-us-dietary-guidelines-for-americans-2010
  11. Eaton SB, et al. An evolutionary perspective enhances understanding of human nutritional requirements. J Nutr 1996;126:1732-40.
  12. Thomas MC, et al.; FinnDiane Study Group. The association between dietary sodium intake, ESRD, and all-cause mortality in patients with type 1 diabetes. Diabetes Care. 2011;34:861-6
  13. Catanozi S, et al. Dietary sodium chloride restriction enhances aortic wall lipid storage and raises plasma lipid concentration in LDL receptor knockout mice. J Lipid Res. 2003;44:727-32.
  14. Koleganova N, et al. Both high and low maternal salt intake in pregnancy alters kidney development in the offspring. Am J Physiol Renal Physiol. 2011; 301:F344-54.
  15. Sacks FM, et al.; DASH-Sodium Collaborative Research Group. Effects on blood pressure of reduced dietary sodium and the Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) diet. DASH-Sodium Collaborative Research Group. N Engl J Med. 2001;344:3-10.

(安東克之,河原崎宏雄)

6. 他の減塩活動の紹介

にいがた減塩ルネッサンス

塩を減らそうプロジェクト

WASH (World Action on Salt Health)

CASH (Consensus Action on Salt & Health)

7. 日本高血圧学会減塩委員会から一般のみなさまへ

日本高血圧学会減塩委員会では一般の方々にも食塩に関する知識や活動内容を紹介しています。

8. その他

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