HOME医療関係者向けの情報 TOP学会活動等各種委員会のページ・報告 > 減塩委員会

学会活動等

日本高血圧学会 減塩委員会
Salt Reduction Committee, Japanese Society of Hypertension

日本高血圧学会減塩委員会は多面的アプローチによる食塩制限を通して高血圧管理と循環器病予防を目指します

高血圧の予防のためにも食塩制限を―日本高血圧学会減塩委員会よりの提言(2012年7月)

高血圧の治療においては食塩制限が重要で,日本高血圧学会は1日6g未満を推奨しています。食塩と高血圧の関係はよく知られていますが,食塩摂取量が非常に少ない地域では高血圧の人はみられず,加齢に伴う血圧上昇もほとんどないことが示されています。食塩制限は,正常血圧の人にとっても,高血圧の予防のために意義が大きいと考えられます。日本では塩分の摂取がまだ多く,一般の人の食塩摂取量について,男性は1日9g未満,女性は7.5g未満とされていますが,欧米のいくつかの国では,一般の人にも6g未満を推奨しています。また,世界保健機関(WHO)も,世界の人の減塩目標を5gにしました。

正常血圧でも高めの130-139/85-89mmHgは正常高値血圧と呼ばれ,より低い血圧に比べると循環器病の危険性が高く,高血圧になりやすいことから,食塩制限を含む高血圧に準じた生活習慣の修正が勧められています。また,糖尿病や慢性腎臓病の人は,正常血圧でも循環器病や腎不全の危険性が高いことが知られており,予防のために食塩制限が重要と考えられます。したがって,日本高血圧学会減塩委員会は,高血圧の予防のために,血圧が正常な人にも食塩制限(1日6g未満)をお勧めします。特に糖尿病や慢性腎臓病の人には,循環器病や腎不全の予防のためにも,1日6g未満への減塩を推奨します。また,大人になっての高血圧や循環器病を防ぐためには,子供の頃から食塩を制限することが望まれます。

ほとんどの日本人は必要量をはるかに超える食塩を摂取しており,減塩による健康障害は起こりません。しかし,低血圧や起立性低血圧で立ちくらみがある場合など,一部の病態では食塩摂取は多いほうがよいこともあります。また,夏に塩分摂取を増やすことは,通常は必要ありませんが,汗を大量にかいた場合は例外となります。

活動の四本の柱

  1. Political and social approach
    政府,自治体,産業界へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  2. Population approach
    集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  3. Individual approach
    高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによる食塩摂取減少
  4. Publicity activities
    減塩委員会や減塩に関する広報活動

活動の四本の柱

目次

  1. トピックスUpdate
  2. 委員長挨拶
  3. 組織Update
  4. 活動方針
  5. 減塩活動
    1. Political and social approach
      加工食品の食塩表示に関する関連省庁への働きかけ
      減塩対策強化について学会から厚生労働省への働きかけ
    2. Population approach
      減塩ヘルシー弁当(第33回日本高血圧学会総会)
      こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島
      減塩サミットin呉
      食育減塩フェア2013 in福岡
      減塩サミットin OsakaNew
      ガスマート展2013(福岡)New
      プレスセミナー
      食塩含有量の少ない食品の紹介Update
    3. Individual approach
      減塩実践の支援ツールの提供
    4. Publicity activities
  6. 書籍・文献
    • 食塩制限の必要性と減塩目標
    • 高血圧管理における食塩摂取量の評価
    • 日本高血圧学会減塩委員会報告2012
    • 高血圧患者さんのために減塩レシピ(2012年版)
  7. エビデンス
    • 減塩と心血管病発症リスク
  8. 他の減塩活動の紹介
  9. 日本高血圧学会減塩委員会から一般のみなさまへ
  10. その他

1.トピックスUpdate

2013.11.1-3 「ガスマート展2013(福岡)」で減塩食品の紹介が行われました。
2013.10.26 「減塩サミットin Osaka」が開催されました。
「JSH減塩食品リスト」の掲載製品募集説明会を開催しました。
2013.6.8-9 「食育減塩フェア2013 in福岡」が開催されました。
2012.5.26-27 「減塩サミットin呉」が開催されました。
2012.5 「日本高血圧学会減塩委員会報告2012」および「高血圧患者さんのために減塩レシピ」を出版しました。
2011.10.22 第34回日本高血圧学会総会 プレスセミナーの中で,滋賀医大上島弘嗣特任教授とベルギー・ルーベン大学のJan A. Steassen教授が「減塩が心血管病リスクを下げるか」という今話題となっている点についてディベートを行いました。
2011.10.07 東京ステーションコンファレンスで高血圧学会のプレスセミナーを行い,その中で河野雄平委員長が日本高血圧学会の減塩活動について報告しました。
2011.09.09 最近減塩が心血管リスクを減らさないという観察研究や減塩の効果にはエビデンスがないというメタ解析が報告されていますので,減塩委員会ではこれらの報告に対するコメントを本ホームページのエビデンスの項に加えました。
2011.08.09 減塩部会は減塩委員会に昇格しました。
2011.07.15 「栄養成分表示における食塩相当量(g)の記載義務化」の要望書を関係省庁(消費者庁,内閣府,厚生労働省)に提出しました。
2011.06.28 高血圧学会減塩部会のホームページを開設しました。

2.委員長挨拶

委員長挨拶

No salt,no hypertensionと言われるように,食塩は高血圧と密接な関係があり,高血圧の管理には減塩が重要であることはよく知られています。しかし,日本人の食塩摂取量はまだ平均10g/日以上と多く,高血圧の患者さんの大部分はガイドラインで推奨される6g/日未満を守れていません。

日本高血圧学会は,2005年に藤田理事長の発案で,上島滋賀医科大学教授を委員長とする減塩ワーキンググループを組織しました。減塩ワーキンググループは,食品中の食塩表示の申し入れや,食塩制限と摂取量評価の報告書,患者さんのための減塩食レシピの発行,などの成果を上げています。

2010年に減塩ワーキンググループは改組され,減塩部会として新たな活動を始めることになりました。また,2011年には減塩委員会となり,活動をさらに強化することになりました。減塩委員会には委員の他に協力会員として栄養関係などの先生方に加わって頂き,幅広い活動を展開していきたいと思っております。高血圧の患者さんのために,また国民全体の健康のために努力する所存でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2011年6月28日
(河野雄平)

ご報告(活動状況;2011年8月7日)

日本高血圧学会の減塩部会は,昨年組織と呼称を改めて再出発しました。現在の委員は,河野(部会長),土橋(副部会長),松浦,三浦,安東,甲斐,日下の7名です。また,栄養関係の丸山,早渕,中東,由田,高木,および渡辺,河原崎の7名の先生方に協力会員として加わって頂いています。

減塩部会は,多面的アプローチによる食塩制限を通しての高血圧管理と循環器病予防をテーマとして,政府や自治体,産業界へのPolitical and social approach,集団としての高血圧患者,国民へのPopulation approach,高血圧患者個人および関係者へのIndividual approach,減塩部会や減塩に関する広報のPublicity activitiesの4つを柱に活動しております。また,塩を減らそうプロジェクトや,World Action of Salt and Health (WASH)とも連携しています。

今年の減塩部会の活動では,まず安東委員が中心となり,高血圧学会のホームページにリンクした減塩部会のホームページを立ち上げました。これは医療従事者向けと一般向けの2つがあり,後者には夏の水分と塩分摂取についての提言も掲載しました。また,三浦委員が中心となり,食品中の食塩量表示に関する高血圧学会からの要望書を作成しました。多くの学会,団体の賛同を得て,7月に島田理事長より福嶋消費者庁長官に要望書が手渡されました。この要望書は,内閣府および厚生労働省の大臣にも提出されました。さらに,各委員および協力会員の担当による,日本高血圧学会減塩部会報告2012(仮題)および高血圧のための減塩レシピと減塩食品(仮題),の出版に向けて準備を進めています。また,松浦,日下委員が中心となり,来年5月に呉で減塩サミットを開催する予定です。

減塩部会はこれまで学術委員会に属していましたが,2011年8月の理事会で独立した委員会とすることが提案され,了承されました。これからは減塩委員会として活動していくことになります。今後ともご支援を頂きますよう,よろしくお願い申し上げます。

(河野雄平)

3.組織Update

委員長 河野 雄平 国立循環器病研究センター高血圧・腎臓科部長
副委員長 土橋 卓也 国立病院機構九州医療センター高血圧内科医長
委員 松浦 秀夫 済生会呉病院院長
  三浦 克之 滋賀医科大学公衆衛生学部門教授
  安東 克之 東京大学分子循環代謝病学講座准教授
  日下 美穂 日下医院院長
  川村 実 岩手県立中央病院総合内科診療科長
  市原 淳弘 東京女子医科大学高血圧・内分泌内科主任教授
協力会員 丸山 智美 金城学院大学生活環境学部教授
  早渕 仁美 県立福岡女子大学人間環境学研究科
国際文理学部食・健康学科教授
  中東 教江 山陽女子短期大学食物栄養学科准教授
  由田 克士 大阪市立大学生活科学研究科教授
  渡辺 尚彦 東京女子医科大学東医療センター内科講師
  河原崎 宏雄 稲城市立病院人工透析科部長
  高木 洋子 独立行政法人国立病院機構宇多野病院診療部神経内科栄養管理室長
  佐藤 敏子 自治医科大学臨床栄養部栄養管理室長
  西 信雄 国立健康・栄養研究所国際産学連携センター長

4.活動方針

多面的アプローチによる食塩制限を通して高血圧管理と循環器病予防を目指します

1. Political and social approach

政府,自治体,産業界へのはたらきかけによって食塩摂取の減少を目指します。例えば,加工食品,お弁当,レストランのメニューの食塩含量表示の強化や,加工食品やファーストフードなどの食塩およびNa含量低下の働きかけを行います。また,企業やレストランなどに減塩食品や減塩メニューの推進をはかります。

2. Population approach

集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによって食塩摂取減少を目指します。例えば,主な加工食品やファーストフードレストランの食塩含有量を多くの方に知っていただく活動や,食塩過剰摂取の悪影響や実際的で効果的な減塩法についての啓発活動を市民公開講座や講演会などを通じて行います。

3. Individual approach

高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによって食塩摂取減少を目指します。例えば,食塩摂取量の評価,効果的な減塩とその指導についての個人的な啓発を行える小冊子(改訂増補)などのツールを提供し,医療従事者の減塩指導を助け,高血圧患者個人の意識や知識の向上をはかることによって,個人個人の減塩を推進します。なお,医療機関および家庭での食塩摂取量の評価(臨床研究)についても実施します。

4. Publicity activities

Political and social approach,Population approach,Individual approachの3つの活動を支えるためのPublicity activities(減塩委員会の活動や減塩に関する広報活動)としてホームページの充実や小冊子出版などを行います。

また,「塩を減らそうプロジェクト」,「日本腎臓学会減塩ワーキング委員」,「WASH (World Action on Salt and Health)」などとの協力をはかっていきます。

5.減塩活動

1. Political and social approach

政府,自治体,産業界へのはたらきかけによる食塩摂取減少

加工食品の食塩表示に関する関連省庁への働きかけ

現在加工食品の食塩表示は,

  1. 義務化されていない
  2. 表示する場合にはナトリウム量の表示をすべきとされているが,食事指導は食塩量で行われているので,一般の方々の誤解を生じやすい
  3. 一日摂取許容量の何%か示されていないのでわかりにくい

などの問題点があります。そこで,減塩委員会では,三浦克之委員を中心に栄養成分表示における食塩相当量(g)の記載義務化の要望書PDFを作成しました。55の関連する学会や職能団体PDFの賛同を得て,島田和幸高血圧学会理事長(下写真左より2番目),河野雄平委員長(下写真左より3番目),安東克之委員(下写真左より1番目)の3人で関係省庁(消費者庁,内閣府,厚生労働省)に7月15日金曜日に要望書を提出しました。

なお,一日許容量の何%の表示に関しては健常人と高血圧患者の減塩目標値の異なるわが国ではかえって混乱を招く可能性がありますので,今回の要望には含めておりません。

消費者庁では福嶋長官(左写真右より1番目)に要望書をお渡しして,ご説明する機会を得ました。

また,記者会見の場ももうけることができました。

プレスリリース
メディアの反応

読売新聞7月21日~22日「どうなる栄養成分表示(上)すべての加工食品 義務化へ,(下)誤解招く数字のマジック」

糖尿病ネットワーク

生活習慣病予防協会

じほうMRメールニュース 2011年07月27日号 vol.2168

消費者庁 栄養成分表示検討会報告書(平成23年8月23日)

食塩相当量の記載義務化は残念ながら認められませんでしたが,食塩制限の重要性が認識された結果,表示すべき栄養成分の優先度の見直しがなされました。下表は報告書に添付された別紙「表示すべき栄養成分の優先度の見直し」(案) よりの抜粋です。

(三浦克之)

減塩対策強化について学会から厚生労働省への働きかけ

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」においても2010年4月から男性の1日の食塩摂取量の目標値が9g未満,女性が7.5g未満と引き下げられ,減塩対策への関心が高まっています。しかし,欧米に比べて減塩対策はまだまだ遅れています。そこで,減塩対策の強化のために,

  1. 健康日本21における減塩目標の強化
  2. 健康日本21による食品産業・外食産業への食塩含有量低下の協力要請
  3. 健康日本21による食品産業における減塩食品の販売強化の協力要請

といった点について厚生労働省へ働きかけを行っていく予定です。

(三浦克之)

2. Population approach

集団としての高血圧患者,市民,国民へのはたらきかけによる食塩摂取減少

減塩ヘルシー弁当(第33回日本高血圧学会総会)

2010年10月15~17日の日本高血圧学会総会(福岡)では学会長をはじめとする学会関係者の意向により,「減塩ヘルシー弁当」を提案させて頂きました。

(1)「減塩は不味い」「ご飯食(和食)は塩分過多」を払拭し「Naを減らし,Kを増やしても美味しい」を実感してもらうこと,(2)栄養バランスを示すツールとして厚労省と農水省が策定した「食事バランスガイド」を表記し医療関係者への周知を図ることを目的に,新規減塩食品を用いた減塩ヘルシー弁当提供の試みを行いました。非常に好評で,他学会でも紹介されています。(具体的なお弁当の内容などはこちらをご覧ください)

なお,この際にアンケートを行いましたが,その結果は,2011年度の第34回日本高血圧学会総会(宇都宮)で発表させて頂く予定です。

(早渕仁美)

こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島
(推奨:日本高血圧学会,呉循環器病研究会,広島大学循環器内科同門会)

現在,高血圧学会の支援を受けて広島県では呉を中心にレストランでの減塩活動に取り組んでいます。広島市や尾道市,大竹市でも取り組みが始まっています。料理の内容も和食,フレンチ,イタリアン,インド,中華に加えB級グルメ(お好み焼き,蕎麦,待望のラーメンなど)まで広がっています。食塩の使用量を減らすと同時に,地産地消の食材および旨み成分を利用して美味しく減塩・低カロリーを実現しています。

◆こだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉 & in広島 ホームページ

(松浦秀夫,日下美穂)

減塩サミットin呉

医師,研究者,栄養士,医療関係者,市民,外食産業,食品メーカー,料理研究家,製薬会社,学校(学校,児童,生徒大学生など),行政など広く参加を呼び掛けて,減塩の意識の浸透に努める目的で2012年5月26~27日に大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)および呉阪急ホテルで開催されました。8000人以上の来場があり,多くのメディアの取材を受け,多方面で報道された模様です。関係者の皆様,参加して頂いた方々ありがとうございます。

高血圧学会関係者ならびに減塩サミット代表のコメントは以下の通りです。

減塩サミットへのコメント

減塩サミットin 呉に期待

減塩サミット in 呉は,高血圧の三大原因の一つである「食塩過剰摂取」に対する草の根的国民運動の一つであり,かつ規模においてもこの種のイベントでは最大のものであります。日本高血圧学会は,本プロジェクトの共催団体の一つとして,可能な限りの様々な支援を行なっています。当学会減塩委員会が最近アップデートした「日本高血圧学会減塩委員会報告2012」のいわば社会的実践編とも言えます。実行委員会の皆様方のご努力に対し心から敬意を表します。我が国の食生活改善運動史上,減塩サミットin 呉が金字塔となることを信じて疑いません。

2012年5月18日
日本高血圧学会理事長 島田和幸

減塩サミット in 呉2012は盛会裏に終了

日本,いや世界初の「減塩サミット in 呉2012」は好天に恵まれ,呉阪急ホテルと大和ミュージアムの大和ホール,大和広場で,学術的,体験的な興味を満足させる形で開催されました。これほどまでに市民の皆様の参加を頂けるとは想像できませんでした。MacGregor教授の講演にも市民の参加が多かったことも驚きでした。ポスター,川柳,作文など幅広く参加者を獲得する工夫が良かったと思います。多くの食品,健康製品企業やレストランなど飲食店の協力も得られ,減塩に対してビジネスチャンスと捕らえていると感じました。メディアにも多く取り上げられ,全国的に報道されたことは素晴らしいことだと思っています。できるだけ各地で学術的集会としても体験的イベントとしても開催されることを期待しています。

2012年5月31日
日本高血圧学会理事 松浦秀夫

減塩サミットin呉2012報告

5月26, 27日に減塩サミットin呉2012が,大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)と呉阪急ホテルにおいて開催されました。このイベントは,減塩サミットin呉2012実行委員会とこだわりのヘルシーグルメダイエットレストランin呉& in広島が主催し,日本高血圧学会,日本高血圧協会,呉市,読売新聞社が共催したものです。企画と開催にあたっては日下美穂先生(日本高血圧学会減塩委員会委員)が代表としてご尽力され,事務局と実行委員会の方々のはたらきで素晴らしいイベントとなりました。日本高血圧学会からも,減塩委員会のメンバーや役員の先生方を含めて多くの参加がありました。

減塩サミットin呉は,WASH (world action on salt and health) の代表であるMacGregor教授の講演,食塩や減塩についてのいくつかのシンポジウムや一般演題といった学術的プログラムに加えて,市民セミナーや減塩食品の展示紹介,減塩の料理教室,減塩低カロリー屋台の食べ歩きなど,医療関係者と食品業界,一般市民がともに集まり交流したイベントでした。また,読売新聞社やNHKでも取り上げられ,全国に広報されました。高血圧の予防と治療のための減塩の重要性と,美味しい減塩食への取り組みが伝えられ,意義の大きいものでした。

日本高血圧学会減塩委員会も,減塩サミットin呉の成功をお祝いするとともに,今後も幅広く減塩活動を実践あるいは支援していきたいと思います。

2012年6月1日
日本高血圧学会減塩委員会委員長 河野雄平

減塩サミットin呉2012を開催して,未だ冷めやらぬ興奮の中

もはや減塩は高血圧患者だけのものではなく,子供から大人まで日本人全ての問題ととらえて,「子供たちとこの国の未来のために,市民と医師が本気で減塩について考える」~SALT-CONSCIOUS~と謳って,研究,学習的要素と,実際に見たり,聞いたり食べたりできる体験的要素を合わせた知的好奇心を刺激する総合イベントを目指す初めての試みとして減塩サミットin呉は開催されました。これまで,市民公開講座による減塩啓発活動で関心は高まっても,なかなか減塩できる社会環境ではないので,実社会ではなかなか進まないのが実情でした。
それが,このサミットで,最低8000人以上の大勢の市民や患者さん,医師,医療関係者,製塩業者,外食産業,加工食品企業,医療健康機器メーカー,大学生,高校生,小中学生,教育分野,行政関係者等が一堂に会して,また,マスメディアの関心も高く,減塩の潜在的な興味や需要が非常に大きい事にお互いに気付いたこと,そして塩を意識し,減塩の必要性の認識を共有した事で,何か梃子でも動かなかった重いものが減塩方向にぐっと動いたような熱気とうねりを感じました。開会式から人が集まり,各講演会場や一般演題会場にも人が多く,12店の減塩屋台や,減塩食品,調味料のブースなどに順番待ちの列ができたのは印象的でした。この熱気が冷めないように,このうねりを止めないように,今後も減塩サミットは各地で開催を継続し,また,企業が減塩をビジネスチャンスととらえ,学校が食育に減塩を取り入れ,行政が減塩を推進し,減塩が流行になりしかも定着することを祈ってやみません。“心に太陽を唇に減塩を”唱えようと思います。

2012年5月28日
減塩サミットin呉代表,日本高血圧学会減塩委員会委員,日下美穂

(日下美穂)

食育減塩フェア2013 in福岡

2013年6月8-9日(土-日)に「食育減塩フェア2013 in 福岡:おいしく,楽しく,健康的に!」が大丸福岡天神店パサージュ広場で開催されました。この催しは福岡女子大学(早渕仁美協力会員)の主催,福岡市・日本高血圧学会減塩委員会の後援,九州医療センター(土橋卓也副委員長)等の協力で行われました。

辛子明太子や梅干しの従来品と減塩品を二重盲検で比較してもらい,減塩品の味が従来品と同等か,それ以上に「好ましい」といえるほどに食品製造の技術が向上していることを実感していただきました。

減塩サミットin OsakaNew

2013年10月26日,第36回日本高血圧学会の開催に合わせて減塩サミットin Osakaが大阪国際会議場で開催されました。日本,韓国,中国,WHOからの演者によるシンポジウム「食塩制限の課題と方策」,メディカル・コメディカル合同シンポジウム「減塩活動と減塩指導」,MacGregor教授の講演,市民公開講座「よい生活習慣と健康長寿:減塩サミット」と題して,医師,栄養士,患者,それぞれの立場からの講演などが行われました。さらに,日本高血圧協会,日本高血圧学会減塩委員会,減塩食品を製造販売している企業の展示が行われ,多くの減塩食品が紹介されました。また,減塩委員会では美味しい減塩食品をホームページ上で紹介する試み(「JSH減塩食品リスト」試行版)をしていますが,来年より企業に広く募集をかけて「JSH減塩食品リスト」の本番系を発足する予定です。その応募説明会も行われました。

ガスマート展2013(福岡)New

2013年11月1-3日に,マリンメッセ福岡で開催されたガスマート展2013にて,福岡女子大学と九州医療センターの減塩食育ブースで日本高血圧学会減塩委員会の「JSH減塩食品リスト」試行版が紹介され,減塩食品の展示も行いました。血圧測定・塩分チェック・血圧相談なども実施し,盛況のうちに幕を閉じました。

プレスセミナー

2011年10月7日に高血圧学会のプレスセミナーが開催され,その中で河野雄平委員長が日本高血圧学会の減塩活動について報告しました。
2011年10月22日,第34 回日本高血圧学会総会の際にも高血圧学会のプレスセミナーが開催され,その中で滋賀医大の上島弘嗣特任教授とベルギー・ルーベン大学のJan A. Steassen教授が「減塩が心血管病リスクを下げるか」という今話題となっている点についてディベートを行いました。

食塩含有量の少ない食品の紹介Update

高血圧学会減塩委員会では高血圧患者さん並びに減塩をしようとしている方たちのお役にたてるように,一般向けのページに減塩食品のリストを作ることにしました。より有用なリストを作成すべく,まず試行版のリストを一般の方向けのホームページに掲載しましたが,好評のようです。そこで,10月26日に減塩食品リストの掲載製品募集の説明会を行いました。日本国内で減塩食品を販売されている企業の方々から,2014年の2月下旬に製品の掲載募集を行います。 詳細は一般向けのホームページにあります。なお,一般向けのページの該当の個所をご覧いただき,ご意見がございましたら,高血圧学会事務局の方にお寄せいただければ幸いです。

3. Individual approach

高血圧患者個人,家族および医療従事者へのはたらきかけによる食塩摂取減少

減塩実践の支援ツールの提供

実地医家,コメディカル,患者自身が使用できるそれぞれのツールの開発をめざします。

減塩指導に際しては患者自身の食塩摂取量を測定することが重要です。24時間尿中食塩排泄量の測定には24時間蓄尿による実測のほか,夜間尿や起床後第2尿,随時尿からの推定が用いられていますが,もっとも簡便である随時尿を用いて24時間尿中食塩排泄量の評価を行える計算式の再検討を行い,それをもとに随時尿による食塩摂取量評価のツールを作成する計画を立てています。また,栄養士による聞き取り調査で利用できる食塩摂取量に重点を置いた質問表の作成についても検討を行うことにしています。

(土橋卓也)

4. Publicity activities

減塩委員会の活動や減塩に関する広報活動

減塩実践の支援ツールの提供

医家向けと一般向けのホームページを6月28日に開設しました。小冊子や減塩レシピの改訂版も発行しています。

6.書籍・文献

食塩制限の必要性と減塩目標

河野雄平,安東克之,松浦秀夫,土橋卓也,藤田敏郎,上島弘嗣:日本高血圧学会減塩ワーキンググループ報告,日本高血圧学会2006; 1-12
Kawano Y, Ando K, Matsuura H, Tsuchihashi T, Fujita T, Ueshima H: Report of the Working Group for Dietary Salt Reduction of the Japanese Society of Hypertension: (1) Rationale of salt restriction target level for the management of hypertension. Hypertens Res 2007; 30: 879-886.

高血圧管理における食塩摂取量の評価

河野雄平,土橋卓也,松浦秀夫,安東克之,藤田敏郎,上島弘嗣:日本高血圧学会減塩ワーキンググループ報告,日本高血圧学会2006; 13-23
Kawano Y, Tsuchihashi T, Matsuura H, Ando K, Fujita T, Ueshima H: Report of the Working Group for Dietary Salt Reduction of the Japanese Society of Hypertension: (2) Assessment of salt intake in the management of hypertension. Hypertens Res 2007; 30: 887-893.

日本高血圧学会減塩委員会報告2012

内容

(1) 食塩と高血圧・心血管疾患
安東克之,河原崎宏雄,三浦克之,松浦秀夫,渡辺尚彦,由田克士,川村実,日下美穂,甲斐久史,土橋卓也,河野雄平

(2) 高血圧管理における食塩制限の目標と方策
三浦克之,安東克之,土橋卓也,由田克士,渡辺尚彦,河原崎宏雄,河野雄平,松浦秀夫,日下美穂,甲斐久史,川村実

(3) 高血圧管理における食塩摂取量の評価と応用
土橋卓也,甲斐久史,日下美穂,川村実,松浦秀夫,三浦克之,安東克之,河野雄平,丸山智美,早渕仁美,髙木洋子,中東教江,佐藤敏子

「(1) 食塩と高血圧・心血管疾患」の図3と図4に論文から書き写した数値に一部間違いを生じていることが判明しました。PDFの図の赤字部分PDFが修正すべき数値です。皆様にはご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びするとともに,修正をよろしくお願いいたします。

高血圧患者さんのために減塩レシピ(2012年版)

松浦秀夫,中東教江

7.エビデンス

減塩と心血管病発症リスク

食塩過剰摂取が血圧上昇の原因となり,減塩が降圧をもたらすことは動物実験やヒトにおける観察研究,介入試験で示されており,食塩と高血圧の関係に異論を唱える高血圧専門家はほとんどいません。しかし,食塩過剰摂取が心血管病発症リスクを増やすということについては,動物実験では多くの成績がありますが,ヒトでは一部矛盾した報告もあり,疑義を唱えている専門家もいます。

2011年5月4日号のJAMA誌(1)に減塩を行うと心血管病死亡率と総心血管イベントの頻度が高くなるという前向きコホート研究が報告されました。この研究はLancet誌(2)などで主に方法論上の限界が指摘され,批判的に受け止められています。過去にも同様の報告が認められますが(3),このような否定的な研究はごく少数です。実際,Strazzulloらの前向きコホート研究のメタ解析では食塩過剰摂取は脳卒中や心血管病のリスクを増やすことが指摘されています(4)。観察研究では食塩摂取量の測定方法,食塩摂取量や心血管病発症・死亡に関連するキーファクターを拾いきれていないなどの方法論上の限界から一見矛盾するデータが出ることもありえます。しかし,多くの観察研究では,食塩過剰摂取が心血管リスクであることが示されていますので,観察研究の結果からは減塩は有益である可能性が高いだろうというのが専門家の一般的な見解であると思います。しかし,観察研究は因果関係を導き出すには限界があります。

一方,2011年7月6日にTaylorらが6ヶ月以上の経過観察が行われている減塩の介入試験(無作為化コントロール試験:RCT)7件を集めたレビューを発表し,減塩の心血管病や死亡に対する抑制効果にはエビデンスがないと発表しました(5, 6)。取り上げられた成績のうち心不全患者を対象にした1件においては減塩はよくないという成績でしたが(これに関しては後で述べます),それ以外の高血圧患者や正常血圧者を対象にしたもののメタ解析では減塩は心血管リスクや総死亡の軽度の改善効果はあるものの有意差がないというものでした。これらの成績はヒトで減塩の効果を見る方法論上の難しさを示唆するものですが,減塩の有効性を否定するものではありません。このようにRCTで減塩の効果を示せなかった原因として,食塩摂取量のみを変えて他の食事性の因子をそのままにすることが難しいことや,経過観察期間が短すぎ心血管病の発症数が少ないためにデータが統計学的にパワー不足であることなどがあげられます。He とMacGregorはLancet(7)にTaylorらのメタ解析に対する反論を発表しています。心不全患者の論文をのぞいて正常血圧者と高血圧患者を一緒にメタ解析すると心血管リスクは2.0~2.3g/日の減塩で20%の有意の低下を示すと報告しています(Taylorらの解析は正常血圧者と高血圧患者を分けて解析していました)。また,Taylorらのメタ解析で取り上げられているTOHP ⅠおよびTOHPⅡは前者が11.5年,後者が8年の経過観察の成績を引用し,心血管病罹患率の解析ではこの二つを合わせて正常血圧者の解析として有意差がなかったという成績になっています。しかし,2007年にBMJ (8)に発表されたTOHP ⅠおよびTOHPⅡの経過観察の報告ではそれよりも長い10~15年の追跡を行い(もちろんこの論文はRCTとしては不完全ではあるのですが),総死亡では有意差が得られなかったものの,減塩群では心血管病の有意な減少を認めています。2011年のLancetのHe とMacGregorの反論(7)も2007年のBMJのTOHPⅠ/TOHP Ⅱの経過観察報告(8)も統計学的にパワーのある研究を行えば少なくとも減塩による心血管リスクの低下を示すことができることを示唆しており,もっと長期に経過を見る,あるいは大規模な研究を行えば総死亡でも有意差が出てくる可能性を期待させるものです。以上より,介入試験における減塩の心血管病発症抑制に関しては食塩摂取量のみのコントロールが難しいにもかかわらず科学的エビデンスあると考えていいと思います。もし総死亡に関しては効果がないにしても,同じ寿命でも心血管病で苦しみつつ生きるのと健康に生きるのは大きなQOLの違いがあります。食塩摂取量の非常に多い現代人において,手間のかかる長期間の試験で総死亡に対する効果が確認できるまで待って,減塩を推進するのでは遅すぎます。確かに食塩(ナトリウム)はわれわれの身体活動に必要ですが,現代人のように多くとるのは明らかに有害であると考えられます。

それでは,減塩はすべての患者で有効なのでしょうか。Taylorらのレビュー (5, 6)では,心不全患者において異なった2つの食塩摂取量の影響を180日の追跡期間を設けて見た研究(9)が引用されています。実際の食塩摂取量は約6g/日(対照群)と約4.5g/日(減塩群)です。この研究では減塩群の方が心不全による入院が有意に多かったことが示されています。しかし,対象患者がフロセミドを250~500mg/日服用し,飲水制限1000mlを行った状態で食塩摂取量の差を見ているのが大きな問題です。期間も短かく,ベースの食塩摂取量は約6g/日で減塩との差は大きくはありませんが,減塩にしたことによる急激な循環血漿量の低下の影響もあるかもしれません。あまり注目されていないかもしれませんが,急激な循環血漿量の変化に弱い集団では減塩の速度については考慮する必要があります。さらに,この研究ではベースの食塩摂取量が約6g/日とそれほど多くない点も注目すべきで,この成績からわが国で実際に摂られているような10g/日を超える食塩が心不全患者で妥当であるとは言えないことはいうまでもありません。

それでは,最終的にどこまで食塩摂取量を下げることが可能なのでしょうか。欧米のガイドラインでは3.8g/日を高血圧などの疾患を伴う患者さんの目標値としてあげております(10) 。石器時代のヒトの食塩摂取量を推算した報告では1.5g/日であったということで (11),3.8g/日はまだ少し余裕があるのかもしれません。腎臓のナトリウム排泄能の低下をきたすと,食塩貯留を来たしやすいことはよく知られていますが,厳しい減塩を行う際には腎のナトリウム保持能についても配慮すべきです。高齢者など腎機能が低下したものでは,腎臓のナトリウム排泄能低下によって食塩感受性高血圧になりやすいのみでなく,腎のナトリウム保持能も低下し,減塩の際にナトリウム喪失も来たしやすいといわれています。1型糖尿病患者で食塩摂取量と総死亡の関係を見た報告(12)では食塩過剰摂取でも厳しい減塩でも総死亡を増加させることが示されており,約3~6g/日くらいの摂取量が最も総死亡が低いという成績がありますが,糖尿病患者では腎障害を伴うことが多いので,厳しい減塩で有害事象が出たのかもしれません。また,この報告では末期腎不全の発症も厳しい減塩で増加しました。動物実験でも極端な減塩の弊害を指摘した報告がいくつかあります。たとえば,動脈硬化モデル動物であるapolipoprotein E欠損マウスで極端な減塩は動脈硬化の進展を促進するという報告があります(13)。さらに,妊娠中の非常に極端な減塩は胎児の腎糸球体数を減らし,将来的な高血圧リスクを増加させる可能性がラットで指摘されています(14)。また,極端な減塩が幼若なラットの発育を遅れさせることはよく知られている事実です。これらのことから,妊婦,幼児,高齢者,臓器障害のあるものでは急激な厳しい減塩は有害である可能性があり,厳しい減塩は慎重に行うべきです。しかし,これらの報告はいずれも非常に厳しい減塩の場合で,このような特殊な病態でも6g/日前後の食塩摂取量が有害であることを示している訳ではありません。なお,DASH-sodium (15)では3g/日前後の減塩では正常血圧者と高血圧患者を含めたグループ(120~159/80~95mmHg)では有害事象なく降圧を来たすことが報告されており,このあたりまでは問題がなさそうです。

以上より,日本高血圧学会がかかげる減塩6g/日未満は高血圧の治療や予防に有用であることが確立されているのみでなく,心血管病の予防・治療にも有用性が期待されるものと考えられます。

<文献>

  1. Stolarz-Skrzypek K, et al.; European Project on Genes in Hypertension (EPOGH) Investigators. Fatal and nonfatal outcomes, incidence of hypertension, and blood pressure changes in relation to urinary sodium excretion. JAMA. 2011; 305:1777-85.
  2. Salt and cardiovascular disease mortality. Lancet 2011;377:1626.
  3. Cohen HW, et al. Sodium intake and mortality in the NHANES II follow-up study. Am J Med. 2006;119:275.e7-14.
  4. Strazzullo P, et al. Salt intake, stroke, and cardiovascular disease: meta-analysis of prospective studies. BMJ. 2009; 339:b4567.
  5. Taylor RS, et al. Reduced dietary salt for the prevention of cardiovascular disease. Cochrane Database of Systematic Reviews 2011; 7:CD009217.
  6. Taylor RS, et al. Reduced dietary salt for the prevention of cardiovascular disease: a meta-analysis of randomized controlled trials (Cochrane Review). Am J Hypertension 2011; 8:843-53.
  7. He F, MacGregor GA. Salt reduction lowers cardiovascular risk: meta-analysis of outcome trials. Lancet 2011;378:380-2.
  8. Cook NR, et al. Long term effects of dietary sodium reduction on cardiovascular disease outcomes: observational follow-up of the trials of hypertension prevention (TOHP). 2007;334:885-8
  9. Paterna S, et al. Normal-sodium diet compared with low-sodium diet in compensated congestive heart failure: is sodium an old enemy or a new friend? Clin Sci (Lond). 2008; 114:221-30.
  10. ASN statement in support of US dietary guidelines for Americans 2010.
    http://www.newswise.com/articles/asn-statement-in-support-of-us-dietary-guidelines-for-americans-2010
  11. Eaton SB, et al. An evolutionary perspective enhances understanding of human nutritional requirements. J Nutr 1996;126:1732-40.
  12. Thomas MC, et al.; FinnDiane Study Group. The association between dietary sodium intake, ESRD, and all-cause mortality in patients with type 1 diabetes. Diabetes Care. 2011;34:861-6
  13. Catanozi S, et al. Dietary sodium chloride restriction enhances aortic wall lipid storage and raises plasma lipid concentration in LDL receptor knockout mice. J Lipid Res. 2003;44:727-32.
  14. Koleganova N, et al. Both high and low maternal salt intake in pregnancy alters kidney development in the offspring. Am J Physiol Renal Physiol. 2011; 301:F344-54.
  15. Sacks FM, et al.; DASH-Sodium Collaborative Research Group. Effects on blood pressure of reduced dietary sodium and the Dietary Approaches to Stop Hypertension (DASH) diet. DASH-Sodium Collaborative Research Group. N Engl J Med. 2001;344:3-10.

(安東克之,河原崎宏雄)

8. 他の減塩活動の紹介

にいがた減塩ルネッサンス

塩を減らそうプロジェクト

WASH (World Action on Salt Health)

CASH (Consensus Action on Salt & Health)

9. 日本高血圧学会減塩委員会から一般のみなさまへ

日本高血圧学会減塩委員会では一般の方々にも食塩に関する知識や活動内容を紹介しています。

10. その他

ページのトップへ