目次
委員会の目的
日本高血圧学会ダイバーシティ推進旭川宣言 –JSH旭川宣言–
トピックス
2023.04.19 | ダイバーシティ推進委員会 新委員長の挨拶を掲載しました。 |
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2021.11.12 | ダイバーシティ推進委員会のホームページをリニューアル致しました。 |
2021.10.29 | ダイバーシティ推進委員会ニュース(2021年10月版)![]() |
2020.11.19 | ダイバーシティ&インクルージョンについての日本高血圧学会会員向けアンケートの結果![]() |
2019.12.1 | ダイバーシティ推進委員会ニュース(2019年11月版)![]() |
2019.11.1 | 第42回日本高血圧学会において、中村敏子委員長が本委員会の過去・現在・未来についての講演を行いました。![]() |
2019.10.1 | ダイバーシティ推進委員会ニュース(2019年9月版)![]() |
2019.8.1 | ダイバーシティ推進委員会のホームページを開設しました。 |
2019.6.28 | ダイバーシティ推進委員会ニュース(2019年6月28日版)![]() |
2019.5.28 | ダイバーシティ推進委員会ニュース(2019年5月28日版)![]() |
委員長あいさつ
このたび日本高血圧学会 ダイバーシティ推進委員会委員長を中村敏子先生から引き継ぎました石田万里と申します。歴代の委員長である大屋祐輔先生、野出孝一先生、中村敏子先生が推進してこられた女性研究者奨励賞、学術総会時のキッズ企画、広報、委員会企画イベント・講演会等の活動を基盤に、さらに日本高血圧学会ならではの特徴的な活動を企画・推進して参りたいと存じます。
ダイバーシティ推進は、今や単なる男女共同参画ではなくなりました。性別のみならず、国籍、障害、年齢などの多様性(Diversity)における平等性(Equity)を確保・提供するだけではなく、組織の中で多様性を認め合うこと(Inclusion)が重要視されています。本学会でも多様なバックグラウンドを持つ個性を互いに尊重し、認め合うことによって、個々の能力を最大限に発揮でき、かつ学会として一体感を感じることができるような学会環境を構築していく所存です。
また、このダイバーシティ推進委員会における活動が、高血圧予防のさらなる啓発や高血圧診療における問題点の解決にも役立てることができるよう、様々なアプローチを模索し提案して参ります。
その実現のためには、学会員の皆様からのご意見が大切です。自由なご意見を聞かせていただける機会を作って参りたいと思いますので、忌憚なくお聞かせください。ご指導、ご協力、ご支援をいただきますようよろしくお願い申し上げます。
活動内容
日本高血圧学会では、2013年に男女共同参画委員会ワーキンググループが発足し、2014年に男女共同参画委員会が設立、2018年にはダイバーシティ推進委員会に改称しました。また、2018年に日本高血圧学会ダイバーシティ推進旭川宣言 –JSH旭川宣言–として公表した目標に向かい、以下のような活動に取り組んでいます。
1. 多様性グループ
日本国民の3人に1人という多数が高血圧であることから、個々の背景はまさに多様です。身体的障害や発達障害、若年者や高齢者、フレイルティを呈する方や屈強なアスリート、様々な方に高血圧は起こりえます。対応する医療者にも、医師だけでなく、看護師、栄養士、理学療法士など、様々な職種がありますし、用いる手段も、家庭血圧の測定やデジタル技術の活用など豊富です。更に、行政や産業、学会活動など、幅広い要素を考察することで、社会全体で高血圧対策を考えることが重要です。
私たち多様性WGは、目標達成に向け多様なアプローチを創造することに挑戦します。
2. 企画グループ
秋の総会や春の臨床高血圧フォーラムにおいて、ダイバーシティ&インクルージョンをテーマとしたシンポジウムの立案・実施を行っています。
人、熱意、発展、変化、行動、社会貢献、多様性、個性、多彩な能力、ダイバーシティ推進委員会には魅力があふれています。私たちの思い・活動を表現し、発展させていく企画を発信していきます。
3. 女性研究者奨励賞グループ
日本高血圧学会では、女性会員(医師・メディカルスタッフ)の研究活動・学会参加を支援し活躍を奨励するため、優れた研究発表に対する「女性研究者奨励賞」を設けています。総会および臨床高血圧フォーラムにおいて、査読点が高く他の賞などに選出されなかった演題から5名ずつ選出し表彰しています。
4. 教育グループ
*1 “託児室”
ご両親が学会に参加される間、お子さんを預けることができる場所を学会会場に設置しています。小学校6年生まで預けることが可能です。
*2 “キッズクッキングショー”
管理栄養士が減塩食の作り方を指導し、それを親子で実食するものです。
いわゆる減塩食です。
*3 “キッズ学会潜入ツアー”
託児室に来た子供たちを実際に学会会場に案内して発表している様子を見学したり、減塩食品の展示コーナーを訪れて試食をしたりするツアーです。
良塩くんからの減塩クイズ
5. 小冊子グループ
高血圧学会みりょく辞典
6. WiHRCサポートグループ
7. ISH2022広報サポートグループ
ISH2022ワーキンググループ
2022年10月に京都にて開催される国際高血圧学会2022(ISH2022)において、日本高血圧学会ダイバーシティ推進委員会は、世界に向けて新たなvalueを提唱します。日本の医学系学会におけるダイバーシティ&インクルージョン推進の先駆者である日本高血圧学会の活動、特にダイバーシティ推進旭川宣言(JSH旭川宣言)が学会や会員の意識にもたらす効果の評価・解析により、医学系学会がダイバーシティ&インクルージョンを推進することの意義、そして日本高血圧学会の未来に向けたmissionを提唱すべく活動しています。