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【自治体対象】「高血圧ゼロのまち」モデルタウン事業について
最終更新:2023年4月
 
 
「高血圧ゼロのまちづくり」モデルタウン 
〜新しい日常における高血圧対策〜 について
 
 
 
 
2019年7月から開始しました「高血圧ゼロのまちづくり」モデルタウンの募集を2020年5月末で一旦終了しましたが、 
コロナ禍で各自治体がワクチン接種などの緊急事態に追われたこともあり、参加ご希望の自治体があった際には引き続き審査をお受けしております。 
 
 
 
 
今後、各自治体から取り組みの進捗状況や成果などにつきましては、本学会ホームページや、学会主催学術集会や関連イベントなどで紹介頂きますのでご注目ください。 
 
さて、本プロジェクトの企画、募集開始の時点で発生していなかった新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの自治体が挙げられていた「健診受診率の向上」や「血圧測定、減塩などの啓発イベント」など様々な取り組みの実施が地域によっては困難な状況となっていることが推察されます。感染予防対策や医療体制の構築が優先されるのは当然のことですが、一方で、高血圧、糖尿病など生活習慣病対策がおろそかになることによって、脳卒中や心臓病など心血管病が増加し、健康寿命の延伸が図れなくなることは避けなければなりません。高血圧性臓器障害の存在は新型コロナウイルス感染時の重症化に繋がり、ひいては地域医療のひっ迫・崩壊、住民福祉悪化への影響も大いに懸念されます。 
 
新型コロナウイルス感染症終息の見通しは立っておらず、長期戦の覚悟が必要です。そこで、日本高血圧学会では、地域による異なる新型コロナウイルス感染状況も踏まえて、自治体の創意工夫を凝らした取り組みを本学会が支援することによって「新しい日常(New Normal)が求められる今こそ高血圧ゼロを目指すまちづくり」に挑戦し続けたいと考えます。新しい日常の中で、感染予防も含め「自分の健康は自分で守る」という住民の意識は以前より高まっており、新型コロナ対策と「高血圧ゼロ」を一体として考えることは、自治体における健康寿命延伸の目標達成にも必ずや役立つものと確信しております。 
 
「高血圧ゼロのまちづくり」モデルタウンの募集は2020年5月で一旦締切と致しましたが、上記の主旨に賛同され、「高血圧ゼロのまちづくり」への取り組みを希望される自治体は喜んで追加登録を検討させて頂きますので、下記事務局までご連絡下さい。 
 
お問い合わせ 
特定非営利活動法人 日本高血圧学会事務局  
〒113-0033 
東京都文京区本郷3丁目28番8号 日内会館2階 
電話03-6801-9786 Fax 03-6801-9787 
Email:office@jpnsh.jp
 
 
 
 
<2019.7.29 「高血圧ゼロのまち」を目指すモデルタウン 募集のご案内> 
 
 
日本高血圧学会では、「高血圧ゼロのまち」を目指すモデルタウンを下記の通り、公募することと致しました。また、これに伴い各メディアに記者発表会を行いました。 
 
 
 
 
 
 
【背景および目的】 
高血圧は脳心血管病の最大の危険因子であり、健康寿命延伸のためには、高血圧の予防と血圧の適切な管理がとても重要です。4300万人と推定されるわが国の高血圧者のうち、1400万人は自身が高血圧と認識しておらず、450万人は高血圧と認識しながらも治療を受けていないのが実情です。そこで、日本高血圧学会ではこの状況を打破するため、地域医療創成の一環として、「高血圧ゼロのまち」を目指す自治体を公募し、支援することと致しました。 
「高血圧ゼロ」を目指した自治体の新たな挑戦が、地域住民の健康長寿につながることを期待しています。 
 
【方法】 
自治体主導により、全住民、特定健診対象者(40-74歳)、職域集団、学校児童・生徒などを対象として高血圧の啓発、血圧測定、健診受診勧奨、生活指導(減塩、運動、禁煙など)介入などを行い、可視化した指標をアウトカムとして「高血圧ゼロ」を目指します。 
 
下記に示すように、地域や対象者の方々の特性に合わせて、血圧測定・受診勧奨・減塩・運動・禁煙などの生活習慣改善などを通じて「高血圧ゼロのまち」を目指した取り組みを企画いただき、学会までご応募ください。健診や市民講座など従来の手法や取り組みにとどまらず、斬新なアイデアを取り入れた企画を歓迎いたします。 
 
 
A.取り組みの具体的内容(プロジェクト)案 
1)血圧未測定者ゼロ(全対象者の血圧測定を目指す) 
2)重症(?度)高血圧(≧180/110mmHg)ゼロ(受診勧奨、情報提供) 
3)薬物療法、非薬物療法(生活指導)いずれも受けていない「放置高血圧者」ゼロ 
健診後の受診勧奨、生活指導とフォローアップ 
4)降圧目標未達成者ゼロ(降圧薬服用者に対する降圧目標の啓発、医療機関への働きかけ)  
など 
 
B.対象 
1)20歳(または18歳)以上の成人 
2)特定健診対象者(40-74歳) 
3)保育園児、小中高等学校の児童、生徒 
4)職域(企業、自治体職員など) 
5)その他 
 
C.介入内容 
1)血圧測定 
2)健診受診、医療機関受診勧奨 
3)食事(減塩)指導、介入 
4)運動、禁煙など生活習慣修正指導、介入 
5)服薬、通院アドヒアランス向上 
6)高血圧に対する啓発(基準値、降圧目標などの認識度向上など) 
7)その他 
 
D.その他 
原則として日本高血圧学会がプロジェクトメンバーとして加わり、企画、実施に対してアドバイスを行うこととします。審査後決定しましたプロジェクトのアドバイザーにつきましてはプロジェクトの主管団体と日本高血圧学会が相談の上、決めさせていただきます。日本高血圧学会は「高血圧ゼロのまちモデルタウン」プロジェクトを後援し、企画策定と活動の助言を致します。 
なお、日本高血圧学会は決定したプロジェクト実施にかかる資金提供はいたしません。 
 
※「高血圧ゼロのまち」プロジェクトの実施につきまして、レクチャーをご希望の場合は高血圧学会事務局へご相談ください。この場合、日程や場所によってはご要望にお答えできない場合もございますのでご了承ください。 
 
【期間】 
公募期間:2019年8月〜2020年5月末まで延長しました 
活動中にコロナウイルス感染拡大が起こった影響から、随時募集という形になりました。 
活動期間:2019年〜2025年(3〜5年) 
 
【審査と公表】 
提出された申請書類を審査し、受理されたプロジェクトをHPで公開するとともに、学術総会やフォーラムで紹介、進捗状況報告を行うセッションを設けます。 
活動期間終了時には、報告書の提出を依頼し、優れた成果が得られたプロジェクトについては、学会よりアワードを授与し、学術総会で受賞講演を行って頂きます。 
 
 
***Q&A*** 
 
1.応募する自治体に条件がありますか? 
主管する自治体の条件はありません。県、市町村などの単位で取り組めるプロジェクトを提案下さい。自治体の主管のもとに職域集団や児童、生徒などを対象としたプロジェクトを企画頂くことも可能です。 
 
2.高血圧学会のアドバイザーはどのようにして依頼すればいいですか? 
企画の段階で協力、助言が得られる高血圧学会員がいればアドバイザー就任を依頼ください。日本高血圧学会のホームページに都道府県別の高血圧専門医の名簿が掲載されていますので、ご検討の参考にご覧いただくことができます。適切なアドバイザーがいない場合は、高血圧学会にご相談下さい。地域、取り組み内容などを考慮してアドバイザーを推薦させて頂きます。 
 
3.アドバイザーからはどのような支援が受けられますか? 
アドバイザーは、プロジェクトの立案、推進の支援、進捗状況の確認、データ分析、学術集会での発表や報告書作成の支援などを行います。 
 
 
 
○お問い合わせ 
特定非営利活動法人 日本高血圧学会 
事務局 高血圧ゼロのまち係 
e-Mail: office@jpnsh.jp 
電話03-6801-9786 Fax 03-6801-9787 
 
 
追記:北海道増毛町から応募がありました 
2019年10月24日、北海道増毛町から応募があり、 
受理されました。取り組みの内容については、こちらをご参照ください。 
自治体の皆様におかれましては、応募のご参考にしていただければ幸いです。

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