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緊急声明「冬こそ血圧朝活! -冷えとヒートショックから命を守るために-」
日本高血圧学会 早朝高血圧徹底制圧プロジェクト 
苅尾 七臣、中村 敏子、西山 成、柴田 茂、岸 拓弥、石田 万里 
 
日本循環器学会 
代表理事 小林 欣夫、総務委員長 辻田 賢一、学術委員長 家田 真樹、予防委員長 塚田(哲翁) 弥生
 
 
冬季は、日本人の健康にとって最も注意が必要な季節です。日本高血圧学会は、冬の血圧上昇と循環器疾患リスクの高まりを受け、国民の皆さまに向けて緊急声明「冬こそ血圧朝活!」を発出します。 
 
■ 添付図が示す“冬の危険性” 
まず、この図をご覧ください。 
 
 
日本の循環器疾患による死亡数(心不全・脳梗塞・脳出血・急性心筋梗塞など)と平均気温の関係を示したものです。 
・気温が低下する 12〜2月の冬季に、循環器疾患による死亡数が明確に増加 
・この増加は、3年連続で同じパターンを示し、季節性が非常に強い 
・とくに平均気温(破線)が大きく下がる時期に、青線で示される循環器疾患総数がピークを迎える 
つまり、この図は 「気温の低さ」と「循環器疾患による死亡数の増加」に強い関連があることを示す、きわめて重要な我が国のファクトです。 
冬の寒冷刺激が血圧を上昇させ、それによって重大なイベント(心筋梗塞・脳卒中)が発生しやすくなることが、統計的にも明確に裏付けられています。 
 
■ 朝が最も危険な理由──冷え × 交感神経 × 行動開始 
冷えによる血管収縮は、特に起床直後の時間帯に血圧上昇を強めます。 
添付資料でも示されているとおり、冬の朝は 
・交感神経の急激な活性化 
・室温の低下 
・活動開始による血圧上昇 
・身体末端の冷えによる血管収縮 
が重なり、1日の中で最も血圧が上がりやすく、循環器イベントの発症が多い時間帯です。  
さらに、図が示すように、この“冬の朝のリスク”が日本全体の死亡数として可視化されています。 
 
■ ヒートショック ― 冬の家庭内で最も起こりやすい事故 
冬の朝は「ヒートショック」も頻発します。 
寝室から寒い脱衣所・浴室に移動すると、急激な温度差が血圧を大きく変動させ、失神・不整脈・心筋梗塞・脳卒中を引き起こすことがあります。 
添付図の冬季ピークは、このヒートショックによる事故が増える時期とも一致しています。 
 
■ 日本高血圧学会が推奨する「血圧朝活×冬」の新習慣 
上記の事実を踏まえ、日本高血圧学会は冬の血圧対策として「冬こそ血圧朝活!」を提唱します。 
�� 起床前後の室温を18〜22℃以上に保つ 
室温が低いほど朝の血圧は上昇し、「室温10℃低下で朝の血圧が約8mmHg上昇」という 
データも示されています。 
 
�� 起きてすぐの軽い“血圧朝活” 
・深呼吸 
・ゆっくりしたストレッチ 
・温かい飲み物 
・軽い室内歩行 
交感神経の急上昇を抑え、血圧の緩やかな立ち上がりを促します。 
�� 朝の家庭血圧測定を必ず 
冬は「隠れ早朝高血圧」が増えるため、家庭での朝の血圧測定は必須です。 
�� 浴室・脱衣所の暖房でヒートショックを予防 
温度差を少なくすることが最重要。特に高齢者は必ず対策してください。 
 
■ 添付図が教える結論──“冬の血圧管理は命を守る行動” 
添付図に示されるように、冬の気温低下と循環器疾患による死亡数は極めて強く連動しています。 
この明確な事実は、「冬の血圧対策」が単なる健康法ではなく、命を守るための必要行動であることを示しています。 
日本高血圧学会は次のメッセージを国民に宣言します。 
「冬こそ、血圧朝活で血圧を守る季節です。」 
「ヒートショックは、正しい対策で確実に防げます。」
 
この冬、朝の行動を変え、住環境を整え、血圧を測る習慣を広げることが、日本の循環器疾患による悲劇を確実に減らす第一歩となります。 
 
 
 
■参考文献 
早朝高血圧徹底制圧宣言 2025 
早朝高血圧徹底制圧プロジェクト2025 
The JSH Morning Hypertension Eradication Program Project 
知ってほしい!命に関わる血圧の大事なコト「冬の高血圧」(YouTube)

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