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2019年発表予定の高血圧治療ガイドライン作成状況と高血圧治療の考え方についてのお知らせ
国民の皆様へ 
 
日本高血圧学会は、高血圧分野の学術の進歩、向上を通して国民の皆様の健康増進に寄与し、国民の負託に応えたいとの信念のもとに活動をしております。この責務を果たすために、科学的根拠に基づき、「高血圧治療ガイドライン」を作成し、発刊して参りました。 
学術集会において、ガイドライン作成過程と中間的な内容をご報告申しあげましたのは、多くの皆様の英知を結集するためであります。 
先日、一部のメディアにおいて、来年発表予定の高血圧治療ガイドラインの降圧目標に関する記事が掲載されました。一部の方におかれましてはご自身の治療内容や将来のことに不安を感じられた方がいらっしゃるのではないかと懸念しております。国民の皆様ならびにメディアの皆様方に正しく現状をご理解いただきたく以下の点をお伝えいたします。 
 
・高血圧患者さんは日本に4300万人いるといわれており、その管理、コントロールはきわめて重要です。 
・日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン2019は、来年4月公表を予定しています。既に原案を作成し、一部を高血圧学会で案として提示し、今後、関係諸団体や一般の方々のご意見をいただく予定です。 
・2019年のガイドラインにおける降圧目標など、具体的な内容・変更点については、関係諸団体と検討段階にあるため現時点ではお示しできません。国民の皆様の混乱を避けるためにも、メディアの皆様方からの取材には、来年のガイドライン公表時に対応いたします。 
・海外のガイドラインは、2017年に米国、2018年に欧州で改訂され、多くの患者さんでの降圧目標として130/80mmHg未満が推奨されました。それぞれに科学的検証がなされた結果ですがガイドライン間での違いもあり、一律に130/80mmHg未満の推奨になったわけではありません。 
・諸外国と比べて日本における高血圧症の方の治療率や血圧コントロール率は、いずれも5割程度と低いままであり、日本で脳卒中や心筋梗塞、心不全の発症を十分に抑制できていない大きな理由と考えられています。 
・自分の血圧を知ること、140/90mmHg以上であれば医療機関を受診することを強く推奨します。 
・降圧治療の基本は、非薬物療法(減塩、運動、減量など)であり、血圧高めの人を含めてすべての方に推奨します。 
・降圧薬治療を受けておられる方について、現状では、現在のガイドラインにおける降圧目標を達成していただくことが大事です。 
 
私共は、一部の研究者の研究結果だけをもとに推奨を決めたり、高血圧専門医だけで推奨を決めたりすることのないよう、公益財団法人 日本医療機能評価機構が推奨する『Minds診療ガイドライン作成の手引き2014』に沿ってガイドライン作りを進めておりますことを申し添えます。 
国民の皆様におかれましては、多くの情報が氾濫する中、ご自身やご家族の治療について疑問を持たれることも少なくないと思いますが、かかりつけの先生にご相談しながら適切な治療を受けられることを願っております。 
 
2018年10月17日 
 
特定非営利活動法人 日本高血圧学会 理事長 伊藤 裕
高血圧治療ガイドライン作成委員会 委員長 梅村 敏

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