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Topics & 新着情報 詳細

この1年間をふり返って
特定非営利活動法人日本高血圧学会理事長 
梅村 敏
 
 
昨年秋に、本学会理事長に選任されまして以後、約1年が経過しました。この間5回の理事会、多くの委員会など含め学会活動を進めてきました。この1年間の学会の諸活動のポイントについてふり返り、今後の方向性についてまとめてみます。 
 
(1)ここ数年来、問題が明らかとなってきた「臨床研究」のあり方については、外部委員を含む委員会からの「提言」の具体化を進めてきています。これは国からの「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」(H.26.12.22)同ガイダンス(H.27.3.31)等も参考に、Q&A等を作成中です(一部学会HPにも掲載)。これらも参考に今後の臨床研究がより充実したものになっていくことが求められています。また、これら研究活動については、昨年秋の本学会総会にて決定した「日本高血圧学会会員の科学者としての研究活動に係る倫理行動規範」に則って行われることが、当然前提となっております。 
また、第38回総会での「臨床研究勉強会セッション」や本年12月の学会主催の「臨床研究ワークショップ」も実施されます。 
 
(2)学会の理事等役員の選出方法についても改革が行われつつあります。規約改定委員会を中心に、理事の全会員による選挙方式等を含め、案が完成し10月の総会で決定されました。実際の実施には準備に時間を要し来年になる予定です。それまでは、評議員による信任投票で認められた理事により通常の学会活動を行っていきます。 
 
(3)変革のポイントの1つ「透明性の確保」との関係では、上記「役員の選出方法」の改革に加え、「学会の情報発信の迅速化」、「広報活動の見直し」も行いつつあります。 
「高血圧学会ニュース」の月1回の定期便と適時臨時便が出され、ほぼ軌道に乗っています。また、ホームページ上の「トピック&新着情報」では、第37回学会総会直後の「倫理行動規範」(H.26.10.21)に始まり、「Kyoto Heart Study」(K27.1.9)、「VART study」(H.27.3.27)等々の学会の対応はじめトピックを掲載。 本年9月からはホームページトップに「ホットトピックス」欄を設け、高血圧学会の活動の成果である「「食塩相当量」での食品成分表示の義務化が決定」や、日本医師会と連携した「水銀血圧計の使用と水銀血圧計に代わる血圧計について」等を発表してきています。 
 
(4)この水銀血圧計に関しては、日本医師会と日本医学会の連携で厚生労働大臣に出された要望書「水銀血圧計・水銀体温計の今後の使用について」(H.27.5.29)の作成にも全面的に協力してきました。 
 
(5)「高血圧・循環器病療養指導士認定試験(第1回)」がH.28.3.6実施予定となっています。同指導士は、「循環器病の主たる原因である高血圧等の生活習慣病の改善・予防、および、その他の危険因子の管理に関する療養指導を行うために有能な専門的知識および技術を有する職種の資質向上を図り、よって循環器病の予防や病態改善により国民の健康増進に貢献することを目的」に作られたもので、現在増加しつつある準会員の方々の今後の活躍の一ステップになればと思います。 
 
以上は、変革のポイント「患者さんの立場にたった医療を実現し、専門家集団として社会からの信頼を得る」うえでも重要な学会活動の一面と考えます。 
 
(6)第3のポイントの「高いレベルの高血圧研究」との関係では、定期総会の成功はもちろん、「若手研究者養成をめざした「Start up YI Forum」、「若手研究者活性化 海外留学生からの研究報告」等が刺激となればと考えます。さらに、国際高血圧学会(ISH)の2022年以降の日本開催へ向けた誘致活動も開始されています。また、今回の学術総会から実施されている学会プログラム委員会主導の学術総会プログラムの立案が継続されています。 
 
(7)高血圧学会と他組織が関わって行う研究会、市民公開講座などでの「主催・共催・後援の定義」を行いました。さらに、臨床研究分類(共催研究、後援研究、主導研究)の定義を行い、よりよい臨床研究支援体制作りを開始しました。(H.26.12.27) 
 
(8)“Hypertension Research”誌の投稿数がここ数年減少傾向を示しています。Impact factorの上昇もめざし会員皆様のご協力が必要です。 
 
(9)最後に、これら活動を支える、東京本郷にある学会事務局の体制の再編強化も目指しています。専門医制度やHypertension Research誌担当事務局員の交代に加え、キャリアのある事務局長的人材の登用等改善が進行中です。また、会員登録や情報変更等の効率化をめざし、学会のコンピューターシステムの変更も進めています。 
 
以上、この1年の新たな取り組みを今後も推進し、本学会会員が一丸となって「高血圧の予防・治療・研究」に力を注いでいただく一助になればと考えています。皆様のご理解、ご協力、ご指導を宜しくお願い申し上げます。

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